地域情報

佐渡の四季のご紹介

新潟県の日本海に浮かぶ島、佐渡島は、面積が約855平方キロメートル、海岸線が約280キロメートルもある日本海側で最も大きな島です。島の沖には対馬暖流が流れている影響で、本土よりも夏は涼しく冬は暖かい気候で四季の変化に富んでいます。このため自然環境にも恵まれ、島の大部分が国定公園や県立自然公園に指定されており、国際保護鳥のトキが生息しています。

佐渡の四季(春)

雪解けとともに佐渡の山々では春を待ちわびたかのように山野草が咲き乱れます。は、雪割草やカタクリ、シラネアオイ、水芭蕉などの群生が訪れる人を迎えてくれます。
4月は祭りの季節。集落ごとに神社の祭礼が行われ五穀豊穣・家内安全を祈る神事芸能、鬼太鼓や大獅子などが、家々を回ります。鬼太鼓は、集落ごとに鬼の舞方や太鼓のリズムが違うので、回って見るのも楽しいです。

佐渡の四季(夏)

初夏には海岸線でトビシマカンゾウや岩ユリの花が咲き出します。中でも日本一の大群落といわれている大野亀のトビシマカンゾウは佐渡を代表する景観です。
江戸時代から能が盛んとなった佐渡では、今でも集落の神社の境内に能舞台が多く残っていて、6月の薪能月間では、かがり火が誘う幽玄な世界を堪能することができます。
また、夏はアウトドアの季節。透明度の高い海では海水浴やダイビング、シーカヤックなどのマリンスポーツが人気です。

佐渡の四季(秋)

実りの秋。佐渡は、国際保護鳥のトキと共生するため農薬などを減らした環境にやさしい農業に取り組んでいます。
島の沖を流れる暖流の影響で果物の栽培も盛んで、特産のおけさ柿をはじめ、りんごやみかんなど糖度も高く人気があります。
スポーツ大会も盛んで島全体がコースとなるトライアスロンには国内外から多くのアスリートが参加します。 紅葉スポットも多く、歴史ある神社仏閣と赤や黄色に色づく紅葉も綺麗です。

佐渡の四季(冬)

佐渡島の冬は、沖合を流れる暖流の影響で、本土の新潟より気温が高い為、降雪量も少なく、平地に大雪が積もることはめったにありません。
凛とした空気の中、神社や仏閣にうっすらと雪が積もる様子や加茂湖の湖面に映る雪化粧した大佐渡の山々も美しい景色です。
半面、冬は北西の風が強く、海岸に高波が打ち寄せる荒々しい風景も見られます。
海岸に打ち寄せる波が強い日は、水中のプランクトンが白い泡状になり強風に吹かれ、花びらが宙に舞うように見える「波の華」は冬の風物詩です。

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